ヤマハ木製玄関ドアの塗装 |
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YAMAHAの木製玄関ドア(親子ドア)施工前 |
稀な装飾が施されている木製玄関ドア |
雨風に当たり、年月が経ち、劣化が進んでしまっているのがこちらの画像でも判断できます。 |
大きい画像は乗せられませんが、こちらの画像だけでも立派な装飾が確認できます。 職人として悩みどころの多いドアですが(どこまで、どうやってこの装飾を綺麗にできるのか?)その反面、仕上がりを想像するとワクワクします。 「どのような塗料が向いているのか・・・」 それを判断するには、長い経験と技術が欠かせないだけではなく、ドアの素材、硬さ、下地の状態、既存の塗料等々が適切な判断のポイントとなります。 画像では、既存の塗料がなくなっている様に見えますが、色が飛んでいるだけで無塗装ではありません。 お客様から今まで行ってきたのお手入れ、メンテナンスには何を使用したかを細かくお聞きし、今後はどの様な仕上がりがよろしいかを決めます。 お客様にはできるだけお分かりやすくご説明した上で、お客様に最終判断をして頂きます。 当然なからお客様もドアの状況を毎日見ていらっしゃるので、「内側に近い状況に戻せたら、ありがたいですが。。」とのお応えでした。 |
やはりドアの内側は奇麗です(紫外線も雨にも当たらないので奇麗なまま残る場合が殆どです) |
ドア内側の装飾状態です。 外側と違って劣化も殆どなく、手を付けられていないので、長々見ていても飽きないのが不思議ですね。(笑) |
立派なドアなのに、合わない塗料(?)が塗られていて傷みもある事、複雑な装飾を考えますと、現地仕上げでは難しいと判断しました。 蓋を開けて見ないことにはハッキリ言ってどのくらい時間がかかるか予想もできません。 言えるのは通常の作業時間では到底ムリ! なのでお客様には持ち帰って工場で仕上げることでご了承頂きました。 替えドアを作り、ドアを外して弊社工場(練馬の工場)に持ち帰りました。 後日進行状況をアップしたいと思います。 どこまで変容するのか、そもそもコーティング仕上げできるのか?それとも別の仕上げにするのか? ご報告は次回です!! |
再塗装のため木製玄関ドアを弊社作業所に運んで工事をスタート |
木部の傷みが確認できます。また、その他、何層も重ね塗りされた 様々な塗料も見受けられます。 |
さて、この辺で30枚程の作業像画を撮りましたが、中途半端な業者のパクリ防止のため、お見せできないのが残念です。 |
↑↑作業工程として、ここに辿り着くまでに3週間程かかりました。 色々なハードルを乗り越えて、ようやく木部がここまで奇麗になってきました。何だかわからない既存塗料も全て落としました。 しかし、ここからまた更に気が抜けない作業が始まります。@@ 細かい道具でひたすらホリホリ作業の繰り返しです。 |
長年、雨・風にさらされ、又何度ものペンキ職人の粗い作業。 これらの理由により装飾の形が変わってしまい、更に油系の塗料で塗られていたため、過去の数々の玄関ドアの中でも結構大変な作業になりした。 既存の塗料を丁寧に落とし、木に染み込んでいた油分をできる限り取り除き、最後に気が遠くなるホリホリ作業です。@@: この作業を毎日やっていたので、歯医者になっていた夢を何度も見ました (笑) |
手作業で形を整え、細部に残っていた初期の硬いコーティング膜を奇麗に落としました。 装飾×12フレーム 一カ所当たり一日かけて奇麗に落としました。 毎日、職人2人でこちらのドアを手掛けていました。 |
装飾中心を落とし、一安心してから 廻りの枠の部分(平らな部分を綺麗にしていきます。 |
行った作業の細かさが、こちらの画像で伝わるかと思います。 |
なんとか 大変な落としと、調整作業が終了しました! (汗) |
木製玄関ドア 親子共に奇麗になりました。 ココから仕上げまでの工程はご紹介できませんが(企業秘密です)仕上がりは以下のようになりました!! |
玄関ドアの最終工程を経て、乾燥期間中です。 機械などで定期的にヒーティング作業を行い、熱を浴びせて乾燥を早まらせます。 同時に左側では 別件の玄関ドアの乾燥も行っています(左はアイカ製玄関ドアです) |
近寄って 玄関ドアの装飾をアップで撮りました(画像は全てスマホで撮影しています) 仕上げが完成し、お客様にご返却するまで、他のお客様に「こんなドアも手掛けています」と画像をお見せする機会がありました。 皆さん口を揃えて 「こんな模様初めて見た!ここまでの仕上げは大変だったでしょう!!」 「ここまで落とすのも大変だけど、この様な厚い塗膜と、こんなに奇麗に仕上げるのは流石です!」と褒めていただきました。 |
いよいよお客様宅に設置する日がやってきました。 ここまで手間をかけて丁寧に仕上げたので、我が子の様に別れが惜しいですが(苦笑) 運ぶ際にキズが付かない様に、今まで以上に慎重になり、今回は4人がかりで運びました。 |
玄関ドアを取り付ける10日程前、現地に伺って「ドア枠」を施工しました。 ドア枠の既存の塗料を全て落とし、下塗りから上塗り、仕上げまで4回塗りしました。 ドア枠の色もお客様に見て頂き、ペンキ塗りですが、できるだけドア本体に合う様に現地で色合わせしました。 ドア取り付け後、「ここまで変わるとは思いませんでした!やはり東京ホームペイントさんを信じてお任せして良かったです!」と仰って、とても喜んでいただきました。 木製ドアの再塗装をご検討のお客様に・・・ 諦める前に、早めにプロ職人に相談する事をお勧めします。 傷みを受けている全ての玄関ドアが、ここまで奇麗に蘇る保証はありません。 損傷度合、玄関ドアの素材(木地)がどんな種類なのかも重要です。 職人も神様ではない為、できる場合もあれば、できない場合もございます。 手遅れになる前にご対応が早ければ早いほど損傷も少なく、元通りに奇麗に戻る可能性が高くなります。 施工をお願いする際は、職人さんの見極めも重要です。 施工例が沢山あり、様々な質問に丁寧に答えてくれる信頼できそうな職人さんをお勧めします。 最後までご覧頂きありがとうございました。 |
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