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YAMAHA製玄関ドアの塗装

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YAMAHA玄関ドアの塗装(装飾有)

ヤマハ木製玄関ドアの塗装(稀な装飾)

長年ヤマハ製玄関ドアやアイカ製玄関ドアの塗装をやってきました。
45年間の木製玄関ドア塗装の経験の中でも、ここまでの装飾のドアは滅多にありません。
この様な稀な装飾ドアは、数々のドアの中で過去に3件程見ました。、こちらのドアは4件目になります。
(過去の案件は諸々の訳で工事には繋がりませんでしたが・・・)

今日までの3件中、2件は仲介業者さんの自宅のドアでした。当然のことながらお断りさせて頂きました。(ホームページのあちらこちらに書いてありますが弊社のルールです)
理由は・・・一言で、仲介業者さんとは馬が合いません。
過去に散々経験させていただきましたが、どんな案件も良い思いがなかったので、2008年を持って、全ての仲介業者様の依頼をお断りしております。

この作業を個人のお客様になら喜んで、どんなに苦労してでもベストな状態にさせて頂きます。

業者様にしてみたら、「お金はちゃんと払うよ~!」と思われるでしょうけれど、職人として、下請けをやっていた時代、散々な思いをして来て本が書けるほどの経験が有ります(苦笑)

でもこれからは時代も変わり、インターネットの時代ですから、下請けも親会社も関係なくなります。逆に確かな技術を持った職人さん達が脚光を浴びる時代になると信じています。
そうなれば一般のお客様も無駄なマージンを払う必要はありませんし、職人の手柄も持って行かれることはなく、喜びとそれに見合った報酬が得られます。
そんな社会が望ましいと思っています。

弊社の考えに反するご意見をお持ちの方は、残念ですが弊社とは合いません。
お互いに時間を無駄にしない様に、この場を借りて本音を申し上げました。



さて話しが反れましたので、本題に戻ります。

埼玉県からご連絡を頂きました。
頂いた「お問い合わせメール」を読んで見ると、お客様のお気持ちが伝わって来ました^^
画像を見ると、第一声「うわ~~っ 汗(-_-;)」となりました。
同時にかなり「手遅れ???」な様にも見えました。

しかし職人としてのプライドが、
「私が何とかしなければ この子(ドアの事)はどうなるのだろうか・・・」
とも勝手ながら思いました。
又、 「ここまで受けた傷みをどこまで復活させられるのか・・・」
と思い悩みました。

お見積もりの件もあり、先ずはお客様とお電話でお話しする必要がありました。
お電話させて頂き、今日までのお手入れ、メンテナンスの事、ご希望の仕上がり等々をじっくりお聞きすることができました。

やはり業者様とは違い、私達職人とお客様には「ドアを良くするため」の共通の思いがあります。(利益云々のお話しではございません)
せっかくの機会なので、こちらからも惜しみなくドンドンあれこれ工事に関する説明をさせて頂きました。(あっという間に一時間経ちました(笑))

素晴らしい事に、お客様もこの扉の良さ(貴重なこと)を解っていらっしゃいました。

せっかく費用をかけるのであればと、「ドアの交換」も視野に入れてご検討されていたようですが、思いとどまって下さって、弊社としても嬉しい限りです。

以下でドア工事前の画像をご覧いただけます。

こちらの記事をUPした時は、まだ仕上がっていないため、取り合えず先にどのようなドアなのかご紹介しました。
どこまで変容するのか、施工者としても仕上がりが実に楽しみです。
仕上がりましたらまたこちらにUPしたいと思います。


 ヤマハ木製玄関ドアの塗装
 ヤマハ玄関ドアの塗装_1
 YAMAHAの木製玄関ドア(親子ドア)施工前
 ヤマハ玄関ドアの塗装_2
 稀な装飾ドア
 ヤマハ玄関ドアの塗装_3
 雨風に当たり、年月が経ち、劣化が進んでしまっているのがこちらの画像でも判断できます。
 ヤマハ玄関ドアの塗装_4
 大きい画像は乗せられませんが、こちらの画像だけでも立派な装飾が確認できます。
職人として悩みどころの多いドアですが(どこまで、どうやってこの装飾を綺麗にできるのか?)その反面、仕上がりを想像するとワクワクします。

「どのような塗料が向いているのか・・・」

それを判断するには、長い経験と技術が欠かせないだけではなく、ドアの素材、硬さ、下地の状態、既存の塗料等々が適切な判断のポイントとなります。

画像では、既存の塗料がなくなっている様に見えますが、色が飛んでいるだけで無塗装ではありません。


お客様から今まで行ってきたのお手入れ、メンテナンスには何を使用したかを細かくお聞きし、今後はどの様な仕上がりがよろしいかを決めます。
 
お客様にはできるだけお分かりやすくご説明した上で、お客様に最終判断をして頂きます。
当然なからお客様もドアの状況を毎日見ていらっしゃるので、「内側に近い状況に戻せたら、ありがたいですが。。」とのお応えでした。
 ヤマハ玄関ドアの塗装_5
 やはりドアの内側は奇麗です(紫外線も雨にも当たらないので奇麗なまま残る場合が殆どです)
 ヤマハ玄関ドアの塗装_6
 ドア内側の装飾状態です。
外側と違って劣化も殆どなく、手を付けられていないので、長々見ていても飽きないのが不思議ですね。(笑)
 ヤマハ玄関ドアの塗装_7
 立派なドアなのに、合わない塗料(?)が塗られていて傷みもある事、複雑な装飾を考えますと、現地仕上げでは難しいと判断しました。
蓋を開けて見ないことにはハッキリ言ってどのくらい時間がかかるか予想もできません。
言えるのは通常の作業時間では到底ムリ!
なのでお客様には持ち帰って工場で仕上げることでご了承頂きました。
替えドアを作り、ドアを外して弊社工場(練馬の工場)に持ち帰りました。

後日進行状況をアップしたいと思います。
どこまでの変容するか、そもそもコーティング仕上げできるのか?それとも別な仕上げにするのか?
ご報告は次回です!!
 


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