木製玄関ドアの再塗装をお考えの方へ
大切な玄関ドアを塗り直す前に、知っておいていただきたいことがあります。それは、ドアに使われている「素材」、現在の「傷み」、そして施工を任せる「業者選び」です。
同じように見える木製ドアでも、適した直し方は一枚一枚異なります。このページでは、長年にわたり木製玄関ドアの修理・再塗装を手がけてきた職人の立場から、ご依頼前に確かめていただきたいことをお話しします。
木製玄関ドアの再塗装には、家具塗装に加えて屋外への対応が必要です
木製玄関ドアの再塗装には、家具塗装で培った技術が欠かせません。ただし、室内で使われる家具とは、置かれている条件が大きく違います。
玄関ドアは、雨風や強い日差し、季節による温度や湿度の変化にさらされています。木は水分を吸ったり放出したりしながら伸び縮みするため、木の性質と使用環境の両方を考えて仕上げる必要があります。
木目を美しく見せるだけでなく、外の厳しい環境から木を守ること。その両方が求められるのが、木製玄関ドアの再塗装です。
家具塗装の技術があっても、それだけで対応できるとは限りません。素材の見極め、下地の整え方、塗料の選定など、経験と判断の差が仕上がりや耐久性に表れる仕事だと、職人歴45年の中で実感してきました。
素材と使用環境によって、適した塗料や施工方法は変わります
木製玄関ドアには、国内外のさまざまな木材が使われています。樹種や育った環境によって、木の密度や硬さ、塗料の吸い込み方などに違いがあります。また、無垢材か、表面に薄い木を貼った構造かによっても、扱い方は変わります。
洋服にもコットンや麻などの素材があり、それぞれに合った手入れがあるように、木にも性質に応じた扱い方があります。「木製だから」という理由だけで、すべてを同じ方法で塗ればよいわけではありません。
塗料を選ぶ際には、素材だけでなく、日差しや雨の当たり方、現在の塗膜の状態、以前に塗られた塗料も確認します。同じ種類のドアでも、設置されている場所によって必要な対応が変わるためです。
木の年輪や木目を活かした、いつまでも見ていたくなる仕上がり。そのためには、塗る前に素材と状態を見極めることが大切です。
傷みの具合と、過去の塗装によって直し方が変わります
同じ素材のドアでも、傷みの程度によって必要な作業は大きく変わります。
・色あせはあるものの、木そのものは健全なドア
・塗膜がはがれ、雨水を吸って黒ずみが出ているドア
・木の割れや表面材の浮きがあり、補修が必要なドア
さらに、過去にどのような塗料で、どのように塗り直されたかも重要です。密着していない塗膜や、塗り直しの妨げになる塗料が残っている場合は、それらを取り除いて下地を整える必要があります。
弊社では、まず写真で状態を確認し、必要に応じて実物を拝見したうえで、補修や再塗装の方法、仕上がりの見通しをご説明しています。
ただし、表面から見ただけでは分からない傷みもあります。古い塗膜を取り除いて初めて、木の傷みや過去の補修跡が見つかることもあるため、作業中も状態を確かめながら進めています。
実際の再塗装で感じた、素材と施工環境の大切さ
町田市・ヤマハの木製玄関ドア(2025年1月)
町田市のお客様から、ヤマハの木製玄関ドアの再塗装をご依頼いただきました。最初にお送りいただいた写真を見たときは、どこまで美しく戻せるか、慎重に判断する必要がある状態でした。
ホームページに掲載する写真だけでは、実際の傷みの深さや、補修に必要な手間までは十分にお伝えできません。
概算のお見積りをご案内し、ご依頼の意向を確認してから現地に伺いました。実物を確認すると、硬く丈夫な木材が使われており、傷んだ外観に対して、木そのものには再生に活かせる状態が残っていました。
その素材の良さを活かし、一つ一つ下地に手を入れながら仕上げました。表面の見た目だけで判断せず、素材と傷みを見極める大切さを、改めて感じた工事です。
世田谷区の木製玄関ドア(2024年12月)
こちらのドアは、現地で十分な作業環境を確保することが難しかったため、弊社の工場へ持ち帰って再塗装しました。
玄関ドアの再塗装では、ドア自体の状態に加え、周囲の環境も施工方法を決める重要な条件です。現地で施工するか、工場へ持ち帰るかも、必要な作業と設置状況を踏まえて判断しています。
木製玄関ドアのDIY塗装をおすすめしていない理由
弊社では、家具などのDIYについてご相談を受け、手入れや塗装の方法をお伝えすることもあります。しかし、木製玄関ドアの再塗装については、DIYをおすすめしていません。
素材や既存の塗装に合わない塗料を使うと、その後の再塗装で塗料をはじいたり、塗膜が十分に密着しなかったりすることがあります。
また、木に深く入り込んだ色や塗料は、表面の塗膜を落とすだけでは取り除けない場合があります。削れる厚さにも限りがあり、特に表面に薄い木を貼ったドアでは、削り過ぎによって木目そのものを失うおそれがあります。
私たちは、DIYで塗り直したことによって、元の木目を取り戻すのが難しくなったドアも見てきました。
傷みが目立っていても、適切な下地処理と再塗装で美しく戻せる場合はあります。「自分で塗ってみようかな」と思ったときこそ、手を付ける前に一度ご相談ください。
業者を選ぶ前に、確かめていただきたいこと
木製玄関ドアの再塗装は、表面に色を塗るだけの仕事ではありません。素材や傷みを見極め、そのドアに合った下地処理と仕上げを行う必要があります。
他で塗り直した後に、はがれや仕上がりの問題でお困りになったお客様からのご相談も受けています。大切なドアを任せる前に、次の点を確かめていただきたいと思います。
・会社の所在地と連絡先が明確になっているか
・木製玄関ドアの施工前・施工後の写真や、作業内容を確認できるか
・素材や傷みの状態を確認したうえで、施工方法を説明してくれるか
・使用する塗料や施工方法について、選ぶ理由を説明してくれるか
・仕上がりの限界や、施工後の相談先についても説明があるか
きれいな完成写真だけでなく、「どのような状態のドアに、どのような作業をしたのか」まで確認すると、依頼先を考える際の判断材料になります。
このホームページでは、施工の考え方や作業の様子をご紹介しています。ただし、塗料の組み合わせや細かな施工条件は、ドアごとの判断が必要です。掲載例と同じ手順を行えば、どのドアでも同じように仕上がるわけではありません。
ご相談の前に、ご用意いただきたいもの
状態をできるだけ正確に把握するため、ご相談の際には次のものをお送りください。
・枠を含めた玄関ドア全体の写真
・傷みが気になる部分を近くから撮った写真
・ドアの設置環境が分かる、少し離れた位置からの写真
・ドアのおおよその寸法(高さと幅)
・分かる場合はメーカー名と、過去に塗り直したことがあるかどうか
写真は、全体と傷んだ部分が分かるものを最低3枚お願いいたします。小さく縮小した画像や、ぼやけた写真では、状態を判断できない場合があります。
また、ドアの外側だけか、内側や枠も含むのか、ご希望の施工範囲もお知らせください。
写真とご相談内容を拝見し、必要に応じて実物を確認したうえで、施工方法をご提案します。
大切な玄関ドアを、もう一度よみがえらせるために
木製玄関ドアは、家の顔です。長年、ご家族を迎えてきた木目には、新しいものにはない温もりや表情があります。
傷んだからといって、すぐに交換が必要とは限りません。今ある木を活かせるかを見極め、必要な補修と再塗装を行うことで、これからも使い続けられる場合があります。
私たちは、一枚一枚の素材と状態に向き合い、美しさと耐久性の両方を考えて施工しています。
東京ホームペイントの木製玄関ドア塗装への取り組み、施工事例、対応メーカーなどは、下記のトップページからご覧いただけます。
| 木製玄関ドアの塗装・町田市 |
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| 木製玄関ドア塗装施工前、施工後の画像です |
| 木製玄関ドア塗装工事例です。2025年1月 町田市からヤマハの木製玄関ドア再塗装のご依頼を頂きました。 お送り頂いた画像を見ると。。。^^; こちらでは画像をできるだけ圧縮して載せているので、このドアがどれだけ傷みを受けているか、100の中、その1も分からないかも知れません。 ここまで傷みを受けていると正直言って、いつものように奇麗に戻せるか(?)とかなり悩みました。 概算お見積りをお送りして、お客様から「是非お願いしたい」とお返事を頂いてから、現地に伺い、実物を確認しました。 本当なら どれだけの傷みを受けていたのか、皆様にも実物を見て頂きたいところです^^ しかし素材はヤマハドアの中でも、一番硬い、丈夫な素材でした。 そのお陰で守られ、ドアが腐らず、原型を保ってくれました。 後は私達技術者が長年の経験で(知識と努力で)何とか復活させました! 木製玄関ドア塗装専門会社 東京ホームペイント(トップページはこちら) 施工事例やYAMAHA・AICA/海外製ドアの詳しい内容は。。 木製玄関ドア塗装の詳しい専門ページにまとめています。 |
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