木製玄関ドア塗装 世田谷区 |
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@@; ドア本体はシンプルですが、その他の装飾が見るからに難しそうな作りです。 格子の四角い中まで既存の塗料を落とさなければ 再塗装する意味がありません。 |
やはり、比較的下の方が先に傷んでしまうのが一般的です。 |
玄関ドアの設置場所は階段を上がった段上です。 他業者に手を付けられていない。 お客様の日頃のメンテナンスにも問題がなかった。 と言う点でホッとしました。 ありがちな話ですが、お客様ご自信での不適切なメンテナンスにより、再塗装が難しくなるケースが多々あります。 そうなると職人が大変な思いをする事と、中途半端な塗装業者と同じく、後の耐久性と、仕上がりに不利になるばあいがあります。 驚かれるかもしれませんが、メンテナンスは、「何もしない」方が再塗装時にはありがたいです。 |
スペースが限られていることと、格子の作りが複雑なため、現地での再塗装は何日かかることやら!? お客様のお出入りの件もありますし、弊社工場に持ち帰ってじっくり時間をかけて作業することで了解を頂きました。 仕上がりをご覧いただければ分かると思いますが、現場作業でも手を抜くことはありません。しかし、現場では作業時間が限られるので、乾燥作業にものんびりできず気を抜けません。 持ち帰り作業の良いところは、心置きなく職人の納得がいくまで手を掛けられるところです。 「細かい格子の細部まで塗料を落として、じっくり再塗装して仕上げます」とご説明しました。 日頃からお世話になっている大工さんに、各格子のサイズ別に(欄間も含め全5枚)「仮板」を合わせて切ってもらいました。 床を養生、5か所の格子を外し、それぞれの箇所に防犯上問題のないように仮板を設置しました。 |
格子5枚は弊社工場に持ち帰り、工場内で格子の面を一カ所一カ所丁寧に落としました。 |
格子は細部に丁寧に面取りされているので、力任せではなく、本当に丁寧に、丁寧に落とす必要があり、気が遠くなる作業でした @@;(苦笑) |
格子の反対面はガラスとの密着面です。直接外気に触れる面ではないので、完全には落としませんが、できるだけ表面の汚れを落とし、既存の両面テープを剥がし、表面のコーティングを軽く研磨します。 |
努力の結果がこのような↑奇麗な無垢材です! |
言うまでもありませんが、木製玄関ドアの塗装作業は家具塗装そのものであり、家具塗装の中でも外気に触れるため、最も難しい分野です。 「よし、自分もやって見よう!」と勘違いしないようご忠告します。 45年間この仕事をして、数えられない程の人の失敗を見てきました。 知識も経験もないのに手を付けてしまうと、もう二度と元に戻せないケースが多々あります。 |
細部に渡り、丁寧に塗装されているのがお分かりいただけるでしょうか。 |
格子を全て完成させるまでに10日間かかりました。(更に乾燥期間に5日間) 乾燥後、養生して、お客様のところにお届けしました。 玄関ドア本体とドア枠の塗装は、現地にて通常通り、お客様のご協力の元で施工させて頂きました。 開始から完成まで、かれこれ1ヶ月半程度かかりましたが、頑張って手を掛けただけあって、立派な仕上がりになりました。v(^o^)v |
↑上の画像は玄関ドア内側の画像です。 ↓下の画像は同じドアの外側の画像です。 これだけ変われば、どなたが見ても違いがお分かり頂けるのではないでしょうか。 ただ単なる塗装工事(塗るだけ)と言うわけではありません。 施工する職人として言える事ですが、 骨折りの作業であり、最初から最後までマックスレベルに神経使います。 妥協は許せない主義なので、自業自得とも言えますが・・(苦笑) |
ドアの完成画像です。 玄関ドアの塗装が終わってからまだ本乾き(完全乾燥)ではないため、数日間においてから、お預かりしていた格子を戻しに伺いました。 「これは、技術と言うより芸術ですね!本当に素晴らしい!」 と何度も褒めて頂き、喜んで頂きました。そして、 「本当に私が想像していたより、何倍も綺麗にして頂きありがとございました。大事にします!」と熱いお言葉を頂きました。 こちらこそ、長い期間お待たせし、工事中も色々とご不便をお掛けしました。 お客様のご協力があってこそ、私達職人も自分の技を発揮できます! ありがとうございました! 最後までお読み頂きありがとうございます。 |
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